子どものための演劇あそびの時間(3)
「音を見る・聴く・あそぶ」

『子どものための演劇あそびの時間』とは?
5月~7月にかけて、世田谷区にある烏山杉の子保育園で、演劇あそびを行いました。 一緒に遊んだのは、くじらグループ(5・6歳児)のおともだち。 進行役は、けいちゃん(南波圭)、くーちゃん(青山公美嘉)、さんちゃん(大西由紀子)です。 ここに紹介するあそびは、どれも簡単なものばかり。 だけど、子どもたちが普段の生活の中であそびかたやイメージを広げて楽しめるように、工夫を凝らしました。 午前中の1時間をつかって、全8回で飛び出したあそびの数々と子どもたちの様子をレポートしていきます。

4回目と5回目のテーマは「音」。 ふだん聴いてる音はどんな音? 音に耳を傾けたり、言葉にしてみたり、からだで表現してみたら、なにか面白いあそびが生まれるかもしれません。 今回は身の回りの音をつかって遊びました。

★ペットボトルで音探し

「今日はみんなにプレゼントがあるよ!」配られたのは、からっぽのペットボトルたち。これからどんな音が生まれるの?

ことばに合わせてダンス1

部屋の中にあるものを触ったり叩いたりして、お気に入りの音を探します。 太鼓のバチでこすったり、積み木を叩いてみたり、泡だて器をつかったり。 そのうちにペットボトルの中におはじきや水を入れる子が出てきました。 それぞれが工夫して「ペットボトル楽器」をつくり、面白い音・楽しい音・心地よい音を探します。

ことばに合わせてダンス1

晴れていたので屋上で音探しをしました。 たっぷり音を探してあそんだら、今度は進行役のけいちゃんが、音の出るものをたくさん持ってきました。 ピンチハンガー、シャンプーボトル、ビニール袋など、どれも家にあるものばかり。

ことばに合わせてダンス1

「これ、なんの音に聴こえる?」 ビニールをくしゃくしゃに丸めたり、ピンチハンガーを揺らしたり。 「雨の音」「嵐の音」「雲の中の音」。 耳を澄ますと、すてきな音が聴こえてきます。

★食べる音あそび

「あなたの好きな食べ物は?」ぽくぽく太鼓を叩いてチーンと鳴らしたら、リズムに合わせて答えます。 「りんご!」「じゃあ、りんごを食べる音は?」「しゃくしゃく」「ぱくぱく」「もぐもぐ」みんなで食べるしぐさをしながら、音を出していきます。 「カレーライスを食べる音は?」どんどん質問に答えていきます。「テレビを食べる音は?」 あれ?食べ物じゃないぞ?でも、もし食べたらこんな音が出るのかも?「ガチャガチャ」「ぐわりぐわり」。 そうかも、そんな音がするかも! 食べれないけれど、食べてみる。不思議な感じ。

★音のリモコン

「ここにくーちゃん人形があります。みんなの出した音に合わせて動くよ」 進行役の一人・くーちゃんが人形に扮して、音に反応して動きます。 「ピピピ」「ガーガー」「じゅわーん」「ぐちゃぐちゃ」 音を出すのは得意なので、たくさんの音が飛び出します。でもみんながいっぺんに音を出すと、くーちゃんは混乱してしまいます。 一人ずつ、音をきちんと届けてあげることが成功の秘訣。 最後に、今度はくーちゃんの出した音に合わせて、みんなで人形になって動いてみました。 「カリカリカリ」「くーるんくーるん」。それぞれ違う動きになって面白い。音とともだちになれたかな?

日時:6月19日・29日

進行:大西由紀子、南波圭

進行助手:青山公美嘉

協力:社会福祉法人杉の子保育会/烏山杉の子保育園

2006/10/06