子どものための演劇あそびの時間(4)
「おばけやしきへようこそ!【前編】」

『子どものための演劇あそびの時間』とは?
5月~7月にかけて、世田谷区にある烏山杉の子保育園で、演劇あそびを行いました。 一緒に遊んだのは、くじらグループ(5・6歳児)のおともだち。 進行役は、けいちゃん(南波圭)、くーちゃん(青山公美嘉)、さんちゃん(大西由紀子)です。 ここに紹介するあそびは、どれも簡単なものばかり。 だけど、子どもたちが普段の生活の中であそびかたやイメージを広げて楽しめるように、工夫を凝らしました。 午前中の1時間をつかって、全8回で飛び出したあそびの数々と子どもたちの様子をレポートしていきます。

あついあつい夏がやってきました。 夏といえば、そう、おばけの季節。 みんなと会うのも、いよいよ6回目。 みんなでおばけとあそぶ時間のはじまりです。

★おばけの帽子をつくろう!

イギリスの絵本「ガチャガチャゆうれい」を読みました。 寂しがりやのゆうれい・ガチャックが、ともだちを求めて楽しい仲間と出会ってゆくお話。 おばけの話は怖いけれど、みんな興味津々。 「みんな、すごいことに気がついたよ!」 なんと、お話に出てくるおばけはみんな帽子をかぶっています。 「みんなでおばけの帽子をつくってみない?」

テーブルには、色とりどりの布や折り紙、ラメ入りのペンや糸・リボンを並べました。 たくさんの素材とクレヨンをつかって、A3の画用紙いっぱいをつかって帽子を作ります。 描いても結んでもちぎっても、何をしてもOK!

おばけの帽子をつくろう!

白い画用紙の上に、絵とも文字ともつかない個性的な世界が広がっていきます。 世界にひとつの、自分だけの帽子を被ってみんなごきげん。

★おばけになってあそぼう!

「おばけの住んでるところってどんなとこ?」おばけのいる世界を楽しむために、イメージを膨らまします。 くーちゃんのもつスケッチブックに、みんなで少しずつ書き足しながら、おばけの住むお屋敷を描きました。

おばけになってあそぼう!1

このお屋敷の名前は、「ガシャックぼろ目やしき」に決定。 「もじゃもじゃこうもり」がペットとして一緒に住んでいます。 そして、みんなのおばけの国での名前も考えました。 「さくら」「キラリ」「ダークゴースト」・・・好きな名前をつけていきます。 さあ、これで準備はOK!

おばけの一人・「アクゴースト」が、かっこいいポーズで座りました。 「よし!それを集合のポーズにしよう。みんな、集合!」号令がかかると、みんな一斉に集合のポーズで座ります。

「今日の晩ご飯は、大好物のみみずだよ!」 みんなで手に乗せて食べるしぐさ。なんだかみんなおいしそう。

となりの国から、おばけの「さくちゃん」(進行役のさんちゃん)が遊びにきました。 みんな「うおーっ」「ごぉー」と手を大きく広げてご挨拶。

「いいご挨拶だ。じゃあみんなこれはできるか?」 くーちゃんおばけが「パン!」と手を叩くとみんなも「パン!」。 鳥のようなポーズをするとみんなも真似してあそびます。こんなのカンタン。

おばけになってあそぼう!2

最後に、「さくちゃん」からみんなへゴキブリをプレゼント。 ところで、おばけって他に何を食べるんだろう? 「ホコリを食べるんだよ」「虹を食べるの」 楽しいおばけたちの世界ができました。

参考にした絵本:マイケル・コールマン作『ガチャガチャゆうれい』(ほるぷ出版)

日時:6月29日・7月14日

進行:青山公美嘉、大西由紀子

進行助手:南波圭

協力:社会福祉法人杉の子保育会/烏山杉の子保育園

2006/10/13